こんにちは、管理人です。
最近の投稿がオリジナル(Clockwork Children)の投稿に偏っているので、たまにはHoMの話をしたいなと思ってこの記事を書いています。HoMに関しては表に出していない話がいくつかありますが、今のところ公開する予定は未定です。
今回取り上げるテーマは、「ユリエルの言葉遣い」についてです。
それなりに長い間考えていたテーマの1つで、最近ようやく文章化できそうだと感じました。
この投稿は、現時点での考えを記録することも兼ねて公開してみようという試みです。興味のある方はこのまま読みすすめて貰えれば幸いです。
【注意点というか大前提というか】
当然ですが、あくまで架空のキャラクターについての個人的な妄想を書いているに過ぎません。
「制作者そこまで考えてないと思うよ」と言われても悲しくなるだけなので、「こいつまた妄想してる」「なんか変なこと書いてる」くらいの気持ちで見てもらえたらと思います。
・そもそも敬語とは何か
辞書で調べると「話し手または書き手が相手や話題の人物に対して敬意を表す言語表現」(デジタル大辞泉より)と定義されています。大きく「尊敬語」(相手を高める表現をする)、「謙譲語」(自分に関するものについてへりくだった表現をする)、「丁寧語」(聞き手に対する敬意を表す、「です」「ます」など)に分けられます。 また、「お米」「ご飯」といった言い方は「美化語」と呼ばれます。
そういったものを体系化した「敬語法」というものもあるそうです。
・ユリエルの言葉遣い
定義を踏まえてユリエルの言葉遣いについて考えてみます。
基本的に彼は「です」「ます」を語尾に付けて話します。名目上部下である偵察部隊のメンバーはもちろん、元チームメイトであるバジリオスやセレスタンを相手にした時ですら、少なくとも本編ではその口調で会話しています。この話し方自体は「丁寧語」にあたるものと見ています。とはいえ、ユリエルがこの話し方をするすべての存在について敬意を表しているとは考えにくく、ある種の口調として「丁寧語」が使用されているのかもしれません。いわゆるキャラ付けってやつですかね
一方で「尊敬語」「謙譲語」に当たる表現を使っているかといえば、少なくとも管理人が覚えている限りでは、ユリエルは使っていなかったはずです。使ってるよって例があれば教えてもらえると助かります
※少し脱線:26〜27話のユリエルについて
26話終盤から27話にかけてのシーンについてですが、これまでのユリエルからは想像が難しいほど取り乱している口調をしていました。また、管理人にとって印象的なセリフの1つに「われわれを守りたまえ・・・・・・!」がありますが、これらのセリフについては、誰か聞き手がいるというよりは独り言に近いもので、普段なら頭の中で完結する考えが、思わず口から溢れてしまったもののように感じました。
これら一連のシーンについて考える時に、普段ユリエルが話す時の口調はかなり意識して行われているものなのかなと思う瞬間があります。頭の中で極限まで削ぎ落とした自分の思いを、丁寧語というたくさんの布で包んでから表に出す、みたいな。
このあたりはユリエル自身の考え方も含めてもう少し掘り下げて考えたいですが、判断材料が少ないことと、管理人の理解度が足りないこともあり、多分文章化はできないです。
・ドイツ語の敬称とユリエル
今回の記事における最後の話題であり、一番言いたかった内容です。
管理人は最近ドイツ語を学び直しているのですが(※使いこなせるとは言っていない)、その中で興味深いと思ったのが「敬称」です。
ドイツ語では相手(英語における"you")との親密度に応じて"du/ihr"(君/君たち)と"Sie"(あなた・あなたたち)のように主語を使い分けるそうです。
もしユリエルの言葉をドイツ語に翻訳する機会があったとしたら、という妄想をすることがあります。
以前プレイした英語版のユリエルは、日本語版よりも若干親しみを感じる印象になっていた印象があります。語尾の特徴が消えたからかもしれない
言葉遣いの項目で触れたように、ユリエルの話し方が敬意を表するためのものではなく、あくまで「キャラ付けのための口調」でしかないのであれば、youにあたる言葉はduやihrが用いられるのかなと思います。逆に、隊長として線引をするために一貫してSieを使うユリエルも見てみたい気はしますが。
今回の記事は以上になります。
今後も不定期に、こういった投稿ができたらいいかなと思っています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
Comentarios